【無料・自分でできる】アメリカ永住権グリーンカード抽選(DV-2025)の申請方法・写真規定
こんにちは、アメリカ在住のつきユカです。
私たちは現在、駐在員としてEビザでアメリカに住んでいますが、周囲には永住権を持っているという人がチラホラいます。
興味を持って少し調べてみたところ、グリーンカードの抽選というものが行われていると知りました。
実際に住むかどうかは別として、経済大国アメリカの永住権を持っているのは大きな特権になるのではないでしょうか?
この記事では、25年度の募集に対して応募した方法を備忘録として記載します。
誰でも簡単に応募できるの?
英語で応募するのはハードルが高い…
私もめんどくさそうだったらやめようと思っていたのですが、やってみたらすごく簡単でした!
- アメリカ永住権グリーンカード抽選とは?
- グリーンカードの抽選への応募資格者、応募方法(写真付き)
- (失格者が多いらしいと噂の)写真規定
アメリカ永住権グリーンカード抽選とは?
歴史的に移民を受け入れてきたアメリカでは、まだ移民割合の少ない国・地域出身者に対して優先的に永住権を与える抽選会を開催しています。
1990年に始まったDVプログラムでは、対象国の中から毎年最大55,000人が無作為に選ばれ、永住権を得ています。
アメリカ政府の公式発表によると18年度には263人の日本人が当選したそうです。(参考)
2023年現在も、日本はその対象国に含まれています。
Diversity Immigrant Visa Program(DV Program)
毎年10月に1カ月間、応募者の募集があり、翌年5月に抽選が行われます。
23年10月現在募集されているのは、25年度に永住権が与えられるDV-2025です。
犯罪歴のない高卒以上の日本生まれの方なら、誰でも無料でオンラインで応募できます。
- 応募期間:毎年10月から約1カ月間(23年10月4日〜11月7日)
- 当選発表:翌年5月(24年5月4日)
- 応募方法:オンラインで申請(無料)、毎年1人1回
応募フォームは以下のサイトです。
応募資格者
- 日本生まれ(もしくは対象国生まれであること)
- 高卒以上の学歴
- 犯罪歴がないこと
※①は国籍ではなく出生地であることに注意してください
また、応募する際に配偶者の情報を入力し、応募者が当選した場合配偶者にも永住権が与えられます。
対象国生まれでない人でも、対象国生まれの配偶者が応募し当選すれば永住権を得られます。
応募は1人1回ですが配偶者は自動的に当選するので、既婚の方で両方に応募資格がある場合はそれぞれの名前で応募すれば当選確率は2倍になります。
応募方法・申請に必要な情報
応募はオンラインで完了し、完全に無料です。
- 個人情報(名前、生年月日、出生地、学歴、電話番号、メールアドレス、住所)
- 顔写真(規定あり)
上記以外の、クレジットカード情報や送金などお金にまつわることは一切不要です。
入力を求められたら詐欺サイトの可能性があるので十分に注意してください。
DV-2025応募方法を写真つきで紹介
25年度の募集は23年11月7日(東部時間)まで行われています。
締め切り直前はサイトが混み合うようなので、早めに申請を済ませましょう。
それでは、実際の画面に沿って紹介します。
政府の公式サイトから応募フォームにアクセスする
先述の通り、詐欺が横行しているため、末尾が政府公式ドメインの「.gov」であることを必ず確認してください。
画面をスクロールして、「Entry Form」の「Begin Entry」をクリックします。
すると、スパム防止のための入力が求められるので、記号を入力し「Submit」を押します。
応募者の情報を入力する
- Name:名前(姓|名の順番)
ミドルネームがない場合は「No Middle Name」にチェック - Gender:性別
- Birth Date:誕生日(月|日|年の順)
- City Where You Were Born:出生地
※本籍地ではありません - Country Where You Were Born:生まれた国
- Country of Eligibility for the DV Program:DVプログラムの対象国か
日本生まれであればYesにチェック - Entrant Photograph:申請写真
申請写真には規定があります。
詳細を示した原文や写真見本はコチラから確認できます。
- 2インチ×2インチ(51mm×51mm)
- 頭は1〜1.4インチ(25mm〜35mm)の間に入り、中央にあること
- 背景は白かオフホワイトで無地であり、影が入っていないこと
- 600×600ピクセル以上、54KB以上のJPEG画像
- 写真の加工はしないこと
- メガネや帽子は外す
写真は純正のカメラアプリでそのまま撮影し、既定の大きさに加工するのは公式のPhoto Toolを使いました。
Photo Toolで写真が規定通りであるか確認できるようですが、顔の位置などまでしっかり見られているかは疑わしいので、ご自身で調整して最終的な写真の大きさを加工するだけに使うのがオススメです。
写真が規定を満たしていなくて失格になる人も多いようなので、心配な方は写真館を利用するのが良いかと思います。
- Mailing Address:住所
日本でもOK、当選した時の手続きを考えて2年ほど変わらないであろう住所がベター - Country Where You Live Today:現在住んでいる国
- Phone Number:電話番号
オプションなので入れなくてもOK。日本の番号にする場合は、国番号(+81)を忘れずに - E-mail Address(Eメールアドレス)
- What is the highest level of education you have achieved, as of today?:最終学歴
低い順に並んでいますが、High School degree(高卒)以上でないと応募資格がありません - What is your current marital status?:婚姻状況
Unmarried(未婚)/ Married and my spouse is NOT a U.S. citizen(既婚で配偶者はアメリカ市民ではない)
/ Divorced(離婚)/ Widowed(死別) - Number of Children:子供の数
既婚の方は、Part Two-Derivativesに移ります。
それ以外の方は確認画面へ移ります。(この記事内の該当部分にジャンプします)
配偶者の情報を入力する
入力する情報は以下の通りです。
- 13| Spouse Name:配偶者の名前
- 13d| Birth Date:配偶者の生年月日
- 13e|Gender:配偶者の性別
- 13f|City Where Spouse Was Born:配偶者の出生地
- 13h| Spouse Photograph:配偶者の写真
ご自身と配偶者の両方に応募資格がある方は、お二人それぞれ応募者としてエントリーできるので当選確率が2倍になります。
(夫が応募者になり妻を配偶者として登録する場合と、妻が応募者になり夫を配偶者として登録する場合の2回)
提出後、控えを保存して終了
全ての入力が終わったら、確認画面になり、問題なければ「Submit」ボタンを押して終了です。
提出されると以下のような画面になります。
「確認番号を控えるまではこのページを閉じないように」と注意書きがあるので、このページをPDFで保存するかConfirmation Numberをメモするかしておきましょう。
ちなみに確認メールは一切届きませんでした。
当選発表は23年5月4日です。
抽選結果を確認する
応募フォームのあるリンク先を下にスクロールしていくと出てくる、『Check Status』から抽選結果を確認できます。
応募した時の控えに記載してあった確認番号とラストネーム、誕生年を入力します。
我が家は24年はハズレでした。
まとめ:グリーンカードの抽選は自分で応募できる
この記事ではアメリカ永住権グリーンカード抽選の応募方法について詳しく記載しました。
全部英語で記載されていますが難しい英語は使わないですし、業者に数十ドル払って依頼しなくても自力でできると思います。
強いて言えば写真の規定が少し面倒なくらいでしょうか。
応募するだけなら完全無料なので、チャレンジしてみてみるのも良いと思います。
最後にもう一度、応募サイトを記載します。
※末尾が「gov」であることを確認!
応募にはクレジットカード情報や支払いは一切必要ありません、求められたら詐欺サイトです。
それではまたお会いしましょう! See ya!!