夫の海外赴任に帯同し、アメリカケンタッキー州で駐在妻をしているつきユカです。

帯同を決めたけど、夫の会社からも何も教えてもらえなくてわからない
日本にいる間にやっておかなきゃいけないことって何?
こんなお悩みを解決します。
駐在員本人の準備はこちらの記事が役立ちます。
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おすすめ【海外赴任準備】アメリカ駐在が決まったらやる7つのこと(駐在員本人編)
この記事でわかること
- アメリカ渡航前に日本で必要な準備・手続き
- 不安解消法
帯同家族に必要な準備・手続きリスト

帯同家族に必要な準備・手続きリスト
- 不要なカードの退会、住所変更
- ビザの取得
- 車の売却
- 国際運転免許証の取得、免許の更新
- 予防接種
- 健康診断
- 引っ越し(荷物の仕分け)
- 公的手続き(戸籍謄本、住民票、転出届)
- SIMフリー携帯を用意する
- フライトの手続き
- コストコに入会する
1.不要なカードの退会or住所変更

不要なクレジットカードやサービスは退会しておきましょう。
特に、年会費を払っているものはしっかり退会しておきます。
ただし、必要と思われるカードは登録住所を実家等に移しておく必要があります。
渡米前に転出手続きをするので退会が推奨されていますが、退会するとステータスが失われるカードなどは住所変更をしておけば大丈夫です。
アメリカで日本のカードは基本的には使いませんが、多少は使うシーンがあるので、年会費無料のカードを1枚持っていると安心です。
我が家もオンライン英会話費用は日本円のカードを使っていますし、当然一時帰国の際には使用するでしょう。
また、JALのマイレージを取得していない方は、イオンカードを作っておくと良いです。
ANAのマイレージはカードを作らなくとも作成できますが、JALは何かしらのカードを作る必要があります。
私もアメリカに来てから取得したため、物理的に使えないカードが日本の実家に届いてしまいました。
どうせなら年会費無料のカードをこのタイミングで作っておきましょう。

ハワイアン航空でもJALマイルを貯めることができます
カードの退会はギリギリで大丈夫ですが、入会は余裕をもって渡米の2週間前には申請しておきましょう
同時に郵便物の転送届(実家などへ変更)も提出しておきましょう(ネットで手続き可能)
2.ビザの取得
おそらく旦那さんの会社が手配してくれると思います。
戸籍謄本の英訳をもらったら、渡米後に使いまわせるようにコピーしておきましょう。
ビザの取得自体は、写真を撮って、領事館へ面接に行くだけなので簡単です。
面接もいつから渡米するのか、その目的などを日本語で聞かれるので構える必要はありません。
3.車の売却・自動車保険の中断証明取得

まず、名義人がどなたになっているか、よく確認してください。
そして車の売却時は、その名義人の印鑑証明書が必要です。
印鑑証明書は海外渡航後には発行できないので、名義人本人が日本にいる間に売却しましょう。(もしくは名義人変更)
売却にあたっては、複数社から見積りを取りましょう。
私たちの場合、高値と安値で100万円以上の差が出ました。
一社ずつに見積りを依頼するのは大変なので、一括で依頼できる「一括査定.com」が便利です。
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また、自動車保険の等級を帰国後も継続するために、中断証明を取っておきましょう。
車両の譲渡、売却などの証明書が必要になります。
4.国際運転免許証の取得(&運転免許の更新)
日本の免許を持っている場合、運転免許センターに行けば、書類手続きと手数料を支払えばその場で即日発行されます。
国際免許の有効期限は1年です。
アメリカの免許を取得するには、ソーシャルセキュリティーナンバーの取得→筆記テスト→実技テストとステップがあり、最短でも2カ月ほどかかります(コロナ禍でもっとかかる場合が多い)。
国際免許の期限が切れてしまわないよう、取得は早すぎないないほうがいいです。
日本の免許の有効期限が近い方は、窓口で申請すれば期限前に更新させてもらえるので、一緒に更新しておきましょう。
詳細は警察庁HPの「イ.更新期間前には日本に帰国しているが、更新期間に日本にいない方」に記載されています。
5.予防接種
全て夫の会社が費用負担してくれました。
渡航先によって摂取が推奨されているものは異なりますが、夫の会社の場合アメリカ行きはA型肝炎、B型肝炎、狂犬病、破傷風でした。
全部まとめて摂取はできませんし、数回に分けて摂取すべきものもあるので、全部で1ヶ月半程度かかりました。
6.健康診断
慣れない土地でいきなり受診するのも不安なので、念のため受けておいた方が安心です。
基本的な検査は、会社が費用負担してくれました。
7.引っ越し(荷物の仕分け)

必要なものとそうでないものをしっかり分けましょう。
荷物の仕分けポイント
- 渡米後すぐには必要ないが、じきに必要になる物→海上輸送
- 渡米後すぐに必要な物→航空輸送or自分が渡米するときに持参
- 帰国まで日本に保管したい物→コンテナ
- 長期保管が困難な物・不要な物→売却もしくは処分
引っ越しはヤマト運輸とテツソー(コンテナ会社)を会社が手配してくれたので、それをありがたく使わせてもらいました。
荷物の層別さえしておけば、丁寧に梱包し、通関で必要なパッキングリストも一瞬で作ってくれます。
自腹の場合10万円以上しますが、その価値はあると思います。
一点、注意があります。
アメリカの場合、航空輸送・海上輸送ともに食料品を送ることはできません
食料品を持ち込みたい場合はご自身のフライトで持参するしかありませんが、豚エキスの入ったカップ麺やカレーなどはフライトでも持ち込めないので諦めてください。
詳細は、運送会社などにご確認ください。
これから4つの仕分けポイントに沿って具体的に説明していきます。
>>具体的な持ち物は【日本で買って持参したいものリスト】で解説しています(当記事最後にもリンクあり)。
渡米後すぐには必要ないが、じきに必要になる物→海上輸送
主に服やレジャー用具が該当します。
私たちの場合は、レジャー用具としてはロードバイク・スノボセット・ゴルフセットが該当しました。
荷物を搬出してから3ヶ月後くらいに現地で受け取れます。
航空輸送は容量が少ない場合が多いので、海上輸送を使いましょう
私たちの会社の契約では、荷物の容量は1回の量ではなく、複数回に分けた家族全員分の往復合算で計算されました。
帰国時に容量オーバーにならないように、行きの容量には気を付けましょう。

たいていの方が、帰りの方が荷物が多いそうです
また、自分たちの場合は全ての荷物が無傷で届きましたが、現地のコミュニティでは食器が数枚割れていたという方もいらっしゃいました。(運送会社は不明)
全ての荷物には保険が掛けられるので、また買い直せる物なら良いですが、記念品などは念のため日本に保管したほうが良いかもしれません。
渡米後すぐに必要になる物→航空輸送または自分が渡米する時に持参
服数着と使い慣れた化粧品、常備薬、お箸(大事!)くらいでしょうか。
先述の通り、荷物の容量には限りがあるので、なるべく海上輸送を使う方が賢明です。
帰国まで日本で保管したい物→コンテナ
コンテナ内での保管は、温度管理もしっかりされるので心配はいりません。
主に大型の家具が該当しますが、こちらも容量に限りがあります。
長期保管が難しい物・不要な物→売却もしくは処分
家電は長期で保管しておいても、長期間使用しないとダメになってしまう可能性が高いです。
売却するか処分してしまいましょう。
家電は処分に費用が発生する(家電リサイクル法)場合があるので、できれば売却したいところです。
我が家では、炊飯器と頂いた高級オーブンは持参して変圧器を介して使っており、それ以外は全て売却または処分しました。
手間なく売却したい場合は家電高く売れるドットコムに依頼し、一か八か高額買取を目指すならメルカリなどフリマサイトが良いです。
残念ながら売れなかった場合は、家電リサイクル法に順守して処分してくださいね。

エアコンをフリマサイトで売る際には注意が必要です
エアコンの取り外しは、フリマサイトの手配ではできず別業者に依頼する必要があります。
その費用も考慮して値段をつけることに注意してください。
私たちは、エアコン専門クリーニング・取り付け・修理【テイクサービス】を利用して取り外し、メルカリで売却しました。
また、不要なパソコンがある場合は
【国認定】不用PCの宅配便回収<リネットジャパン>で、段ボールさえ用意すれば無料で回収しに来てくれます。
めちゃくちゃ楽だったので、本当にタダなのか不安になるほどでした。笑

ここで!特に田舎に赴任される方にアドバイスです
赴任先が田舎ということもありますが、おしゃれしている人はほぼいませんし、冬も基本車移動なのでコートは何着も必要ありません。
あなたの物が「旬」なうちに、売却してしまうことを強くお勧めします。
ただ、正直、服やブランド品はメルカリでもなかなか売れません。
(逆の立場でも偽物かもしれないブランド品をフリマアプリで買いたくないですよね・・・)
買取センターなら査定や返送料も無料ですし、Amazonアカウントがあれば査定依頼の申し込みもとても楽です。
ただし、ブランド品はOKURA(おお蔵)のような専門店の方が高く売れますね。
フリマアプリは自分で値段が決められますが、期日までに売れるか不安でヒヤヒヤします。。。
8.公的手続き(戸籍謄本&住民票の取得、転出届の提出)

渡米後、「SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)」、「運転免許証」、「EAD(労働許可証)」に戸籍謄本とその英訳が必要です。
また、賃貸物件によっては「昨年度の住所を証明するもの」が求められる場合もあるので、住民票とその英訳も用意しましょう。
戸籍謄本と住民票をそれぞれ3部ずつ発行すればよいかとと思います。
アメリカで手続きする書類は「発行から3ヶ月以内」しか認められない場合が多いので、出国ギリギリの発行がおすすめです。
最後に、住民票がある市役所で国外への転出届を出しましょう。
不動産などのために住民票を残しておくという方もいますが、その場合は住民税が引き続き発生します。
ご自身のご都合によって決めてください。
転出届を出した際に、マイナンバーカードは無効になります。
戸籍謄本や住民票は、転出届を出す前に発行しておきましょう。
9.SIMフリー携帯を用意する
アメリカで使うためのSIMフリー携帯を用意しておくと現地で慌てなくて済みます。
日本の携帯電話会社の乗り換え割をうまく利用すると、iPhoneも安く購入できますので、数か月だけ契約するなど計画的に動きましょう。
iPhoneである必要はありませんが、やはり無難ですね。
ちなみにアメリカでのおすすめSIMはTelloという会社で、国際電話込で格安です。
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おすすめアメリカ駐在|格安SIMはTelloがおすすめ!国際電話込
不安な方は渡航前に短期でSIMを契約すると良いですが、当然空港にはWi-Fiがありますし、予めTelloの申し込みをしておけばすぐに使える(アメリカの自宅に郵送される)ので、短期の割高なSIMはいりません。(私も買っていません)
10.航空券・ホテルの手配
夫の会社が手配してくれました。
ダメ元で希望のフライトを伝えれば、お好きなマイルが貯まるかもしれません。
休憩がてら、こちらの記事もよろしければどうぞ。(ああ、また乗りたい...)
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11. (必要であれば)日本でコストコに入会しておく
年会費がかかるものの、普通のスーパーと比較して水やペーパー類、食料品などが格安で購入できます。
最近はガソリンの値段が高騰していますが、コストコは低価格を維持しており、ガソリン目的で会員になっている人もいます。
アメリカでも使いたいと思っている方は、日本にいるうちに会員になっておいた方が良いです。
というのも、年会費が日本の方が安いから!!!
- アメリカ:60ドル=約6900円
- 日本:4,840円
日本で発行した会員カードでも問題なくアメリカで使えます。
ただし、コストコの年会費をタダにする裏技「1年以内に退会する」は使えないことにご注意ください。
日本で会員になるとアメリカで1年以内に退会はできません。
当然、1年経って更新しなければ、次年度の年会費は発生しませんのでご安心を。
不安解消法

準備したけど、現地での生活が不安・・・
という方におすすめの不安解消法を2つお伝えします。
不安解消法
- SNSで現役駐妻さんと繋がる
- 海外駐在帯同の本を読む
1.SNSで現役駐妻さんと繋がる
現地の情報をもっと詳しく、最新情報を知りたい場合はSNSが一番手っ取り速いです。
具体的には、TwitterやInstagram、Facebookが良いでしょう。
この時の注意点は2つです。
- 鍵付きのアカウントにしない
- 赴任先の近くに住んでいる人の情報を集める
まず、「鍵付きにしてはいけない」理由は、フォロワーさん以外があなたの投稿を見られないからです。
SNSの良いところは、情報が拡散されて全く知らない人から情報を得られることもあるという点です。
見ず知らずの人に投稿を見られたくないという方は、情報収集専用アカウントを作るとよいでしょう。
次に、「赴任先の近くに住んでいる人の情報を集める」理由は、アメリカが広すぎて、都会と田舎、西海岸と東海岸では全然状況が違うからです。
以上2つを考慮すると、「地域Facebookグループに入り、友達以外は投稿が見られない設定にしておく」というのが1番おすすめです。
一度、赴任予定の地域に日本人Facebookグループが無いか検索してみてはいかがでしょうか?
2.海外赴任帯同の本を読む
こちらは、海外に行って何をしたらよいのか悩んでいる方にお勧めです。
ご紹介する本には、充実した海外生活を送るヒントがたくさん詰まっています。
ご自身も複数回駐妻を経験された作者が、駐妻経験者にアンケートを実施して「生の声」を集めたものです。
- 語学の準備はどのくらいして渡航したの?
- 現地では何をしていたの?
- 駐妻になってどんなことが身に着いたの?
といった、プレ駐妻さんが気になるポイントがたくさん記載されています。
SNSは便利ですが、「駐妻って暇だと思いますが何してるんですか?」とは聞きづらいですよね・・・。
この本はノウハウ本ではないので、正解が書いてあるわけではありません。
しかし、体験談を知ることで「駐妻生活はこんなことに挑戦してみたいな」というぼんやりとした考えが浮かぶかもしれません。
それが大切です!
文字が大きいので、書籍慣れしていない人でも読みやすいです。
私も渡航前にこの本に出会い、不安な気持ちが少し楽になったのを覚えています。
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失敗のないように準備しておきましょう。
具体的に持って行くものが知りたい方は、【アメリカへ持って行く物リスト】をご覧ください。
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現在働いていて退職して帯同される方は、【退職して帯同するプレ駐妻さん向け|必要手続きリスト】も併せてご覧ください。
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もちろん英語は話せることに越したことはありません。
苦手な方も【これなら続けられる!多様なオンライン英会話】を利用して、少しずつ慣れていきましょう。
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それでは、またお会いしましょう! See ya!!