【23年体験談】アメリカでTOEICを受験する方法|申し込み・顔写真・教材
英語圏に駐在した機会に英語力を伸ばしたい!
英会話を頑張っているけど、どのくらい伸びた確認する方法はないかな?
アメリカでもTOEICが受けられるのを知っていますか?
こんにちは、アメリカミシガン州在住のつきユカです。
日本では英語力を測る指標として超有名なTOEICは、実はアメリカでも受験することができます。
どうせなら日本に帰ってから通用する資格を手に入れたいですよね!
この記事では、TOEICの申し込み方法から受験のコツまで体験談をお教えします。
(※日本でも最もメジャーなTOEIC Listening&Readingテストについて記載します)
私は普段、TOEICよりもスピーキングを重視しており、渡米2ヶ月前に始めたオンライン英会話の『ネイティブキャンプ』を2年以上続けています。
その効果もあり、TOEICの点数は渡米前700点→渡米1年後840点→2年後895点に伸びました!(ちなみに日常ではほとんど英語を使いません;)
最近、オンライン英会話No.1になったネイティブキャンプはどんどん進化しています。興味がある方は下記の記事をご覧ください。
- 日本とアメリカのTOEICの違い
- アメリカのTOEICの開催地一覧
- 申し込み方法
- 実際に受験した感想
- アメリカでも安く教材を買う方法
日本とアメリカのTOEICの違い
まず、はじめにアメリカのTOEICも公式なのでご安心ください!
少し日本とは違う点がありますが、あらかじめ知っておくと慌てません。
概要
日本 | アメリカ | |
---|---|---|
料金 | 7,810円 | 75ドル |
実施回数 | 月1回 | 月1回(会場によって異なる) |
申し込み方法 | オンライン | オンライン |
申し込み期限 | 1ヶ月前 | 1週間前 |
受験票 | 郵送 | 申し込み時に送られてくるメールを自分で印刷 |
会場の規模 | 大(大学の講義室など) | 小(10人以下の小部屋) |
形式 | 横向きマークシート | 縦向きマークシート |
結果送付(オンライン) | 17日後 | オンラインでは見られない |
結果・証明書送付(郵送) | 30日後 | 2週間以内 |
スコア認定証は日本でもらえるものとほぼ同じです。(解説含め全て英語)
アメリカのTOEICに関するウワサは本当?
アメリカでTOEICを受けるメリット
申し込み期限に余裕がある
1週間前まで申し込みできるため、ギリギリまで予定や調子を合わせることができます。
※日本と同様、一度申し込んだテストはキャンセルできません。
会場の規模が小さくてアクセスしやすい
アメリカのTOEICは受験者が少ないため、小さな会場で行われます。
日本のように、大学の大きな講義室にたくさん人がいる環境だと緊張してしまうという人には良いかもしれません。
また、受験者が少ないため自分の車で会場に行って目の前の駐車場に停められ、トイレの順番待ちもほぼありません。
結果送付が早い
日本と比較して結果送付が早いのもアメリカでTOEICを受けるメリットの1つです。
住んでいる地域によっては1週間程度で結果が届く場合もあるそうですが、私が住んでいるケンタッキーやミシガンは2週間後でした。
アメリカでTOEICを受けるデメリット
受験料が高い
日本の受験料が値上がりしてきているので差は無くなってきましたが、それでも為替を考えるとアメリカの方が高いです。
住んでいる地域によっては近くで開催されない
TOEICは受験者が比較的多い地域でしか開催されないため、お住まいの地域によっては最寄りの会場まで車で数時間運転しなければいけないということもあり得ます。
私ははじめてアメリカで受験した時、ケンタッキーのレキシントンに住んでいましたが、最寄りの会場まで車で片道1時間以上かかる上、2ヶ月に1回しか開催されない場所でした。
ミシガンに越してきてからは片道20分の会場で1ヶ月に1回開催されています。
受験環境が安定しない
日本のTOEICではマニュアルに遵守し、受験者の妨害をしないように試験監督者が部屋を出入りしたり、物音を立てることはありません。
一方アメリカはテキトーなので、リスニング中でも教室の外で物音がしたり、試験時間中に監督者同士がヒソヒソ声で喋ったりと環境が保証されていません。(おそらく会場によって当たり外れがあります)
試験監督者は基本的にスマホをいじってるよ笑
一度、自分と1m以内の距離に座った試験監督者がリスニングの会話文を読み上げている間に鼻を噛んだり、リーディング中に頻繁に足を組み直して私の机が揺れたりして集中できなかったので、TOEIC本部にクレームを入れて再受験(別の日程に無料で受ける)させてもらいました。
当日アナウンスされる指示・説明は全部英語
リスニングが始まる前からリスニングをさせられているような気分になります。
ただ、やることは決まっているのでこの後説明する通りにやれば当日のアナウンスは開始と終了の掛け声以外聞く必要はありません。
アメリカのTOEICの申し込み方法
開催地一覧
先述の通り、開催地は限られているので全ての人にとって便利な場所で開催されるわけではありません。
以下、23年度の開催都市をまとめましたので、ご参考にしてください。(場合によっては近隣の州の方が行きやすいかも?)
開催地一覧(クリックして開く)
州 | 開催地 |
---|---|
アリゾナ | Arizona State University |
カリフォルニア | Berkeley-Language Studies Intl Placentia-Language Systems San Diego-Kaplan International Centers Northridge-CA State University Rosemead College of English San Diego-College of English Language San Jose State University Torrance-GEOS English Academy |
コロラド | Denver-Bridge Linguatec |
コロンビア特別区 | Washington DC-International Language Institute |
フロリダ | Miami-Language On, LLC |
ジョージア | Marietta-Business Communication for Internationals-USA,LLC |
ハワイ | Honolulu-Academia Language school |
イリノイ | IT-EXPERT SYSTEM,INC |
カンザス | Manhattan-Kansas State University |
ケンタッキー | Florence-Gateway Community and Tech College |
ミシガン | Novi-Koby Learning Center Dearborn-Alpha Technical Institute Ann Arbor-Koby Learning Center |
ニュージャージー | Fort Lee,NJ-Discovery Learning Center |
ニューヨーク | New York-IBEC |
オハイオ | Columbus-JUST Japan US Teaching |
オクラホマ | TLC-Edmond Stillwater-Oklahoma State University |
オレゴン | Portland English Language Academy |
テキサス | Dallas-Kaplan |
ユタ | Salt Lake City-Lumos Language School |
ワシントン | Ellensburg-Central Washington University |
申し込み手順
『TOEIC the us』などで検索して出てくるサイトからも飛べますが、ややこしいので最初から上記サイトにアクセスするのがおすすめです。
このサイトはアメリカとカナダしか選択できません。
CountryでUSを選択すると、テストタイプは『L&R』しか出てきません。
州を選択すると開催される会場が表示され、会場を選択すると日程が表示されます。
※支払いを終えた時点で確約され、払い戻しもできなくなります
Student IDは入力不要です。
画面が切り替わっている間、このような画面が表示されます。(この間は待機)
支払いが終わったら電子受験票がメールで届きます。すぐに届かなくても1時間くらい待つように。
どの支払い方法を選んでも手数料は発生しません。
TOEICからこのようなメールが届くので、印刷して当日持参します。(これが受験票になります)
ちなみにこのメールにあるRegistration IDがいわゆる受験番号です。
実際に受験した様子
23年7月にミシガン州ノバイで受験した様子です。
大まかな流れはアメリカ国内どこも同じだと思います。
時間 | 内容 |
---|---|
12:00〜13:00 | 受付 IDを見せてサインする |
13:00〜13:40 | マークシート記入 |
13:40頃〜 | 試験開始(リスニング→リーディング) |
15:40頃 | 試験終了 |
持ち物
- 受験票(メールを印刷したもの)
- ID(アメリカの免許証かパスポート)
- 鉛筆、消しゴム
私の会場では鉛筆と消しゴムの貸し出しもありました。
シャーペンは使えません。
受付
会場に入ると、担当者が受験者の名前と顔写真一覧を持っているので、IDを見せてサインします。
部屋が複数ある場合は、自分の部屋番号が伝えられます。
各部屋には試験監督者がいて、名前を伝えると座席を指定されます。
部屋は受験者が6〜8人くらい入る小さな教室で、普段はESLなどが行われているようです。
この写真の教室よりもひと回り小さいイメージです
しばらくは座席で参考書など見ていたりスマホをいじったりしてもOKですが、集合時間の5〜10分前になると許可されたもの以外の荷物は空き部屋に持って行くように指示されます。(スマホ含め)
その部屋は施錠されてなかったので、心配な人は荷物は極限まで減らして;
日本のTOEICの場合は受験者も多く、会場も広いので時間に余裕を持っていかなければいけませんが、アメリカはこじんまりしているのであまり早く行く必要はないです。(シーンとした狭い教室に入って気まずいだけ笑)
私は集合時間の10分前くらいに受付をしましたが、ギリギリまで自分の車で時間を潰している人も見かけました。
マークシート記入
受付時間が過ぎるとマークシートが配られ、英語で放送されるインストラクションに沿って30〜40分かけて名前などを記入していきます。(長すぎ;)
記入事項は以下で紹介しておくので、当日どんどん進めてしまっても大丈夫です。
- 名前 日本と同じように苗字名前の順で記入します
- 性別
- 国コード 試験会場に掲示されていると思いますが、日本がなければ監督者に聞いてください
- 言語コード 試験会場に掲示されていると思いますが、日本語がなければ監督者に聞いてください
- 受験者番号 受験票に記載があるRegistration IDを記入します
- 生年月日 (月/日/年の順)
- 勤務先の情報(主婦は記入不要)
- 会場の情報
- 問題冊子のシリアルナンバー ********-*という番号になっており、ハイフンより前の数字を記入します
裏返すと上部が回答エリアになっているので、いったん飛ばします。
- グループコード 記入不要
- アンケート回答欄 別途質問用紙が配られ、TOEIC受験経験や英語の使用頻度などを問われます(日本のTOEICにもあるもの)
- 記入不要
- サイン ここがトリッキーなので初めての方は困惑します。枠に書いてある宣誓文をそのまま書き写して最後にサインをします。記入欄が小さいので大きな文字で書くと書ききれません。
という流れをアナウンスに沿ってやると30〜40分かけてやることになりますが、時間をかけ過ぎると疲れるのでさっさと済ませてゆっくりしているのがおすすめです。(このタイミングでトイレに行ってもOKでした)
リスニング試験
リスニングは教室にあるスピーカーから放送されました。
他の会場ではCDプレーヤーが置かれることもあるそうです。
日本のTOEICと同様、最初に聞こえ具合をテストする時間があります。聞こえにくかった場合は遠慮なく言いましょう。
この時にはちゃんと聞こえても試験官が雑音を出すのは予想外で避けられない…
『アメリカではリスニング中にリーディング部分を先読みして回答できる』という情報は古いです。当日はっきりと「リスニング中はリーディングパートを開いてはいけない」と放送されたので不正を疑われないようにやめておきましょう。
リーディング試験
日本と同様、リスニングの放送が終わるとそのままリーディングパートへ移ります。
日本では「これでリスニングパートを終わります、リーディングパートを開始してください」程度のサラッとした説明の放送しかされなかった記憶がありますが、アメリカではダラダラと「これでリスニングパートは終わりですが、最後にマークシートの間違いがないか確認してください」などとダラダラ30秒以上喋ってきます。
英語で説明されるので、大事なことを言っているのでは?とついつい放送に集中してしまいますが、完全に無視して大丈夫です。
リーディングパートでは、試験監督者が5分経過するごとに残り時間を正面のホワイトボードに記入していきます。(時々忘れて10分刻みになっていることもあります笑)
試験終了時刻は明記されていなかったので、自分で時間配分をしたい人はリスニングが終わった瞬間に時計を見て自分で管理しましょう。
試験終了後は問題用紙、回答用紙、受験票が回収され、受験者分全部が確認されれば即解散です。
受験人数が少ないのですぐ終わります!
約2週間で結果が届く
結果は日本のようにオンラインで確認することはできませんが、2週間以内に郵送されてきます。
公式スコア認定証と賞状のような証明書が届きます。
証明書はアメリカオリジナルでしょうか?
どうやらスコアによって外枠の色が違うようです。
840だった時は青でしたが、895を取った時には金色になりました。
TOEIC対策(教材)
アメリカで日本語で書かれたTOEICの教材を買おうとすると高いですよね。
そこでおすすめなのが、オンラインでいくつもの教材を使って勉強できるabceed(PC /アプリ)です。
私は本番の1ヶ月前からしかTOEIC対策はしなかったので、1ヶ月プラン(月額2,700円)を使いました。
他に3ヶ月プラン(6,600円)、1年プラン(9,900円)があります。
人気教材に掲載されている問題がやり放題で、ちゃんと解説も読めます。
マークシートはオンラインなので自分で答え合わせする必要なし
また、オリジナルの模試も解くことができ、AIの予想スコアが算出されます。
色々と教材を買うのはお金がかかるので、ぜひ検討してみてください。
この記事では、アメリカでTOEICを受ける方法とコツをお伝えしました。
英語学習のモチベーション維持にも繋がるので、ぜひ受けてみてください。
それではまたお会いしましょう!See ya!!