アメリカ駐在|住まい探し(アパート・タウンハウス)タイプ理解・アポ取り~契約

こんにちは、アメリカケンタッキー州在住のつきユカです。
この記事をご覧のあなた、アメリカの住まい探しのお悩みは何でしょうか?
- アパート探しをする方法・コツが知りたい
- 契約に必要なものが知りたい
- 日本と違う点をが知りたい
このようなご質問に対し、我々の経験を踏まえて、アパート契約に必要なことを記事にしました。
ぜひ最後までご覧ください。
- アメリカで住まい探しを始める方
- アメリカのアパート契約の方法が知りたい方
- アメリカでどんな物件に住むか迷っている方
日本とは違う!アメリカの住まい探し

住まいの探し方
日本でアパートを契約する時、ほとんどの方が「アパマンショップ」などの不動産仲介業者に出向き、物件を紹介してもらうと思います。
しかし、アメリカではそのようにたくさんの物件を直接紹介している会社は無い(あったとしても少数派)です。
「自分で物件を見つけて、自分で管理会社に連絡して契約する」のがアメリカスタイル
アメリカの住まいの契約期間
契約する時期や期間によって家賃が異なることが多いです。
また、物件によっては1年未満の短期間では契約できない物件も多いです。(特に築浅物件)
アメリカの住居の種類・タイプ

まずはじめに、大まかなタイプを把握しておきましょう。
ご自身に合うタイプはどれでしょうか?
アメリカの住居1:アパート
日本でアパートと聞くと、何となくボロいイメージがありますが、アメリカにそのイメージはありません。
ちなみにアメリカでマンションというと、都会にしかない超お金持ちが住む高層マンションがイメージされます。
基本的に家電(冷蔵庫・食洗機・電子レンジ・オーブン・洗濯機・乾燥機)はアパートに付いていて、自分で用意する必要はありません。
※ただし、レンタル料が加算される場合もあります。
また、無料で使えるジムやプールも付いている物件が多いので、別途ジム契約をする必要もありません。
メンテナンスが必要な場合、どんなトラブルでもアパートの管理会社に連絡すれば済んでしまうという手軽さもあります。
当然ながら上下の階には他の人が住んでいるので、騒音には注意が必要です。
また、メールボックス・宅配ボックスは全世帯分まとめて1か所に設置してあることが多いので、部屋の場所によっては数分歩かなければなりません。
メリット | デメリット |
---|---|
家電を買いそろえなくて良い メンテナンス依頼が楽 ジムやプールが無料で使える 住人向けのイベントが開催される(参加自由) | 騒音注意 共用施設が部屋から離れている場合がある 一戸建てよりかなり狭い |
アメリカの住居2:一戸建て
アパートやタウンハウスと比較してとても敷地面積が広く、車2台分くらいのガレージがある家が多い印象です。
多少の騒音は問題にならず、ガーデニングやデコレーションも自由に楽しめます。
ただし、芝刈り・落ち葉掃除・雪かきなどはご自身でやらなければいけません。
アメリカでは、家の前の落ち葉で誰かが滑って転ぶと、その家の人のせいになるそうです。。。
プール付きの物件もあり、アメリカの郊外らしい生活を経験するには最適だと思います。
メリット | デメリット |
---|---|
広い 多少うるさくても大丈夫 | メンテナンスは自分で手配が必要 芝刈り・雪かき必須 |
アメリカの住居3:タウンハウス・コンドミニアム
日本の分譲マンションと似た仕組みで、アパートと一戸建ての良いとこ取りをしたイメージです。
アパートのように管理会社のサポートを得られ、ジムやプールが使えます。
一般的に、タウンハウスは壁を隔てた隣人がいて、上下は自分の部屋となっています。
コンドミニアムは完全に独立した家になっています。
両社とも、一戸建てよりは小さいです。(一戸建てが大きいだけなんですが)
広い分、アパートより高くなってしまいますが、予算に合う場所が見つかれば即決です。
メリット | デメリット |
---|---|
共用施設が使える 管理会社にメンテナンスを依頼できる 騒音をあまり気にしなくても良い | 一般的な一軒家よりは狭い アパートより家賃が高い |
アパートやタウンハウス・コンドミニアムでも、ごくまれに管理会社のサポートが有料なところもあるので気を付けてください。
また、水道・電気・ガスなどは個人的に手続きしなければならない場合が多いです。
住まい(アパート・タウンハウス)探しにおすすめなサイト4つ

おすすめサイトを4つ紹介します。
紹介するものから順に全部使うのがおすすめです。
地域の学区レベルを調べるサイト「Great Schools」
Zipコードもしくは都市名を入れるだけで、マップ上にある学校が10段階評価で表示されます。

お子さんがいる方はもちろん、そうでない方もぜひ確認してください。
アメリカで住むには、地域の治安も考慮しなければなりません。
学区レベルが高い場所は、富裕層が集まりやすいので治安が良いことが多いです。
逆に低い場所は、たいてい治安が良くないので気を付けましょう。
犯罪が起きた場所を調べるサイト「Spot Crime」
こちらもZipコードや都市名を入れると、マップ上に発生した犯罪が表示されます。
ただ、これについてはどの都市でも犯罪はあるので、全く発生していない場所を探すのは難しいでしょう。
怖くなるだけなので、あまり神経質にならないようにしましょう。

相場検索・細かい条件検索が可能な「Apartment List」
住む地域が決まったら、アパートの相場を検索しましょう。
こちらのURLから飛んだ先の下の方に「Apartment List City-Level Rent Estimates」という地図付きの記事があります。
その縮尺を調整すると、お探しの地域のアパートの相場が表示されます。

ただし、ここに表示される数値はあくまでも平均的なものなので、綺麗で住みたいなと思う物件は1.5倍程度の価格です。
また、このサイトでもアパート探しができます。
細かく条件を入力すると、条件に合っている物件、何か譲れば条件に合う物件が順に表示されます。
残念な点は、築年数が記載されていないことです。
アメリカでは日本ほど築年数を重視しないので、築年数が表示されないサイトが多いです。
そんな時には次に紹介するApartment.comが役立ちます。
賃貸物件の数が豊富なApartment.com
アパートだけでなく、タウンハウスや一戸建ても検索できます。

こちらでは、物件の築年数もチェックできます。
ただし、築年数でソートをかけて検索することはできません。
Locationの真上の項目で築年数を確認することができます。

気になる物件があれば、管理会社に連絡してみましょう。
Apartment.com経由でもできますが、アパート名で検索して直接連絡するほうが確実です。
管理会社へのアポ取りから契約まで

物件を見つけてから、実際に契約するまでの流れを説明します。
管理会社への連絡・見学のアポ取り
アパート名で検索し物件のウェブサイトから、管理会社へ連絡しましょう。(ない場合はApartment.com経由)
ここで、管理会社から必ず聞かれるポイントをまとめます。
どうせ聞かれるので、先に言っておいた方がスムーズですね。
- どんな大きさの部屋を探しているか(2 bedroom & 2 bathroom など)
- 予算
- 入居時期はいつか
- 何人で住むのか
- ペットはいるか
- ガレージが必要であること
これを踏まえた例文が以下の通りです。
パーフェクトだとは思っていませんが、100%返事が返ってきており、少なくとも通じる英語ではありますので、コピペはご自由にどうぞ。
Dear Sir or Madam,
Hi, I’m (お名前), I hope you are doing well.
I’m looking for a 2 bedroom and a garage for around $2000.
Our moving date will be in the middle of May. (上旬:the beginning of/下旬:the end of)
Do you have any available rooms?
I’m going to live with my husband and 2 kids.
We don’t have any pets.
Have a good day,
(お名前)
実際に物件を見に行きたい時は、日程調整します。
I would like to schedule a tour.
Can I visit you tomorrow afternoon?
自分から候補日程を出しても良いですし、何も書かなければ管理会社から候補日が送られてきます。
物件を見に行く際の注意点
特別な指示が無い限りは、約束の時間にリーシングオフィス(Leasing office)へ行きましょう。
簡単に概要説明があった後、共用施設や部屋に連れて行ってもらい、実際に見ることができます。
見学の際に、写真付きのIDの提出が求められるので、パスポートかアメリカの免許証を持参しましょう。
私たちがアパートを見る際に注意している点をご紹介します。
- 備え付けの家電は古くないか?
- 部屋の壁は薄くないか?(隣人の声が聞こえないか)
- アパートの周囲の様子、利便性はどうか?
- 家賃以外にどんな費用がかかるか?
- 住人の車はどんなものが多いか?
部屋の内装は好みがあると思うので、多くは言及しません。
4番目の家賃以外にかかる費用は、おそらく先方から話があると思います。
メモをするか、書面でもらいましょう。
後から確認しようとしても、HPに記載がある空き部屋とは違う部屋を紹介されることがあり、その場合は家賃も異なります。
5番目に言及した車についてですが、アメリカの場合日本のように車検が無いので、壊れてもそのまま走っている車がたくさんいます。
お金に余裕がある人は、当然修理する可能性が高いので、整備されていない車が多い物件は治安がよくないかもしれません。
アパート契約の際に必要なもの
アパートが気に入ったら、いよいよ契約です。
ビザで入国している駐在員の方は、提出物がたくさんあります。
- パスポート・ビザ
- SNS(ソーシャルセキュリティー
- 雇用証明書
- 銀行の残高証明書
渡米直後の方はSNSは持っていないでしょうし、銀行にも十分な残高がないかもしれません。
その場合は、アメリカに来たばかりである旨を伝えれば理解してもらえるので大丈夫です。
ただし、追加費用を要求される場合があります。
※つきナオ(夫)が初めてアパート契約したときもそうでした。
ライフライン(水道・電気など)の契約
アパート契約とは別に個人でライフラインの契約が必要です。
アパートによっては自動で契約されているところもあるようなので、管理会社に確認しましょう。(必要な場合には、自分でやれと言われます)
SSNがあればネットで簡単に手続きができますが、無い場合には電話かチャットで問い合わせましょう。
会社にもよりますが、少し手間はかかりますがネットで完結しそうです。
この際のアドバイスとして、もし既に配偶者が帯同しているのであれば、ライフラインの1つを配偶者名義で契約しておきましょう。
銀行口座開設の手続きなどで、現住所を証明するものとしてライフラインの請求書を求められます。
必要になってから名義変更しようとしても簡単には対応してくれないので、最初から名義人を配偶者にしておいた方が楽です。
鍵を受け取って新生活開始!
入居日当日に鍵を受け取って新生活を開始します。
その際に、最終的な契約書にサインすることになります。
まとめ:後悔のない住まい探しを
アパート探しにおすすめなサイトや、契約の流れをご紹介しました。
住む地域や物件は、インターネットで調査して決めるのがおすすめです。
フル活用して、満足のいく住まいを探してください。
この記事がアメリカの住まい探しに悩むあなたのお役に立てば幸いです。


それでは、またお会いしましょう。 See ya!!