アメリカおすすめクレジットカード|年会費無料Chase Freedom Unlimited/Flexの違い・特典・審査
アメリカでクレジットカードを作りたいけど、年会費がかかるものは嫌…
おすすめの無料カードを教えてほしい!
私も気に入っている、優秀な年会費無料カードをご紹介します
アメリカのクレジットカードは種類が多すぎて、混乱していませんか?
無料であっても特典が付いているカードがありますが、その中でも自信を持ってオススメできるカードを紹介します。
クレヒスを構築してこれから次のカードへステップアップしたい人へもオススメです。
- Chase Freedom Unlimitedのスペック
- 親カード「Chase Sapphire Preferred」との上手な使い方
- Chase Freedom Unlimitedの審査に通るスペック、落ちるスペック
- アメリカのクレジット審査のルール(5/24ルール)
在米1年半にして合計10枚のクレジットカードを持ち、比較検討してきた駐在員夫婦が、カードの魅力や申請のポイントを解説します。
この記事を読めば、限られた駐在期間でもお得なアメリカ生活が送れますよ。
\年会費無料のおすすめカード/
おすすめの無料カード|Chase Freedom Unlimited
カードスペック
Chase Freedom Unlimitedは全米NO.1銀行のChaseが発行する、キャッシュバックカードです。
どこで買い物をしても、最低1.5%がキャッシュバックされます。
- 発行会社:Chase(全米No.1銀行)
- カードブランド:VISA
- 年会費:無料
- 入会ボーナス:200ドル(=20000ポイント)※3ヶ月以内に500ドル使うことが条件
- 外貨手数料:3%
- 主な特典:キャッシュバック、ユーザー限定の割引オファー、ポータルサイト利用
使いやすいお店のオファーも多く、アメリカ人にも優秀なカードとしてよく知られています
オファーの数はだんだん増えていきます。
Chase Freedomのポイントの貯め方
ここでは、Chase Freedomの基本的な使い方を説明します。
どこで何を買っても最低1.5%のキャッシュバックがあるので、深く考えずに使っていくのもOKです。
ここでは、より効率的にポイントを稼ぐ方法をご紹介します。
- 日常生活で使う(1.5~5%)
- Chase Travelを使う(5%)
- Chaseポータル経由でオンラインショッピングする(1~15%)
②、③はChaseのマイページから行う、オンラインショッピングです。
日常生活で使う(1.5~5%)
お店のカテゴリーによってキャッシュバック率が異なり、1.5%~5%となっています。
先述の通り、どんな買い物でも最低1.5%はキャッシュバックされます。
- レストラン(テイクアウト、デリバリー含む):3%
- ドラッグストア:3%
- その他:1.5%
- ガソリンスタンド:5%(初年度限定)
ガソリンのキャッシュバックは【Upside】というアプリと併用すると、更に強力になります。
Chase Travelで使う(5%)
Chase Travelはカードユーザー限定の、エクスペディアのような旅行サイトです。
- ホテル
- 航空券
- レンタカー
- ツアー
Chase Travel経由での買い物は、全て5%キャッシュバック対象です。
Marriott,Hyattなど各チェーンのポイントは入りませんが、公式ページよりも安いことがあるので要チェックです。
Chaseポータル経由でオンラインショッピングする(1~15%)
いわゆる「キャッシュバックサイト」を使う時と同じ要領です。
オンラインで買い物をしたい時に、Chaseポータルからリンクに飛んで通常通り買い物するだけです。
キャッシュバックサイトといえば、Rakuten、TopCashback、ibottaが有名です。
サイト、時期によってキャッシュバック率は異なるので、最も有利なサイトを経由するのが良いでしょう。
ちなみに、Chaseポイントの価値は、
【基本価値】1ポイント=1セント(100ポイント=1ドル)
ですが、ポイントの使い道によってはその価値が倍増するので、キャッシュバック率が同じなら、Chaseのポータルを使うことをおすすめします。
ポイント価値を上げる技は、このあと詳しくご紹介します
類似カードのご紹介
大変よく似た、Chase Freedom Flex(年会費無料)というカードがあります。
Unlimitedとの違いは2点だけで、使い方は同じです。
- 3か月ごとにボーナスアップするカテゴリーが入れ替わる
- カードブランドがMasterCard
年会費無料 VISA | Chase Freedom Flex 年会費無料 MasterCard | |
---|---|---|
Chase Travel | 5% | 5% |
Chase Travel以外の旅行関連 | 1.5% | 1% |
レストラン | 3% | 3% |
ドラッグストア | 3% | 3% |
ガソリン(初年度) | 5% | 5% |
その他 | 1.5% | 1% |
期間限定ボーナス | 5% 3カ月ごとに グローサリー、ガソリン、アマゾン などからランダムに設定される |
どちらが良いということもなく、ご自分に合う方を選べばOKです
2枚持ちもできます
ポイントを使う
さて、いよいよ貯めたポイントを使う時です。
貯めたポイントは、現金で受け取ったり、Chaseのポータルサイトで買い物に使ったりできます。
※ポイントの有効期限は無いので、カードメンバーである限り貯め続けることができます。
- カード、銀行口座へキャッシュバック (1ポイント=1セント)
- ギフトカード購入 (1ポイント=1セント、セールあり)
- Chaseポータルサイトで使用
- Amazon,PayPalの支払いに利用 (1ポイント=0.8セント)
- 親カードに移行して使う【裏技】
使い方によって還元率が異なるので気をつけましょう。
見ての通り、一見便利な「④Amazon,PayPalの支払いに利用」は還元率が悪いのでおすすめしません。
Amazonで使いたい場合は、一度ギフトカードに変換するステップを踏むことで1ポイント=1セントの価値になります。
Amazonの他にも、Chaseポータルサイトでは全部で175店を扱っており、期間限定のセールもしています。
よく使うお店がある人は要チェック!
さて、ここでご紹介したい裏技が1つあります。
ポイントを親カードに移行して使う
ご紹介した通り、基本は「1ポイント=1セント」の価値で、お得なギフトカードを見つけたとしても1.2セントほどに上がるだけです。
しかし、裏技「親カードにポイントを移行する」を使えば、その価値は何倍にもなります。
Chaseの他の親カードとの併用でお得
親カードって何?どんなメリットがあるの?
親カードとは?Chase Freedom Unlimitedとの違い
親カードというのは、同じChaseから発行されているプロパーカードを指します。
全部で3種類あります。
- Chase Sapphire Preferred(年会費95ドル)
- Chase Sapphire Reserve(年会費450ドル)
- Chase Ink Business(年会費95ドル)
カードの親子関係は、同一住所に住んでいる1人に限られます
→同一人物が2枚カードを持つ必要はなく、夫婦でそれぞれが持てばOK
我が家も夫婦で親子カードを成立させています
親カードもカード利用でポイントが貯まるカードですが、Chase Freedom Unlimitedと大きく違う特徴が2点あります。
- Chaseポータル利用時、ポイントが25~50%増になる
- Chaseポイントを還元先パートナーの独自ポイントに変換できる
Chaseポータル利用時、ポイントが25~50%増になる
Chaseポータルで買い物をする際、Chase Freedomで貯めたポイントをそのまま使おうとすると、
基本、1ポイント=1セント
しかし、親カードChase Sapphire Preferredだと、ポイント価値は25%アップされるので、
Chase Freedomで貯めたポイントを親カードに移行して使うと、1ポイント=1.25セント
となり、より高額なものが手に入ります。
Chaseポイントを還元先パートナーの独自ポイントに変換できる
もう1つの特徴として、親カードではChaseポイントを還元先パートナーの独自ポイントに変換できます。
還元先はホテルチェーンや航空会社など旅行系で複数社あります。
ここで、ホテルチェーンの1つHyatt(ハイアット)を例にとってみます
Chase TravelからHyattの予約をしても、安く済むことはありますが、Hyatt独自のポイントや宿泊数は貯まりません。
一方で、親カードならChaseポイントを1:1でHyattポイントに交換でき、Hyattの公式サイトからポイント予約しても宿泊数もカウントされます。
1Chaseポイント=1セントでしたが、1Hyattポイントは1セントではありません。
以下は、ハイアットの予約サイトです。
1Hyattポイント=20~30セントほどの価値ということがわかりますね。
Chase Freedomで貯めた1セントの価値のポイントが、親カードに移行することで、20〜30倍の価値になる!
親カードは有料カードのため、他にもたくさんの特典があります。
アメリカ駐在おすすめクレジットカード|Chase Sapphire Preferredの特典・入会審査ルール(条件)で詳しく説明しています。
親カードとの使い分け
ポイントを移行するなんて面倒だし、親カードだけ持てばいいんじゃないの?
と思われた方もいるでしょう。
わざわざ2枚カードを作ってポイントを移行する理由は2つです。
- カテゴリーによってはChase Freedomの方がポイントが貯まるから
- Chase Freedomの方が親カードより申請が通りやすいから
実際に、3枚のカードを比較してみましょう。
※Chaseのビジネスカードは駐在員には作るのが難しいので、ここでは比較対象外とします。
Freedom Unlimited 年会費無料 | Sapphire Preferred 年会費95ドル | Sapphire Reserve 年会費550ドル | |
---|---|---|---|
Chase Travel (ホテル) | 5% | 5% | 10% |
Chase Travel (フライト) | 5% | 5% | 5% |
Chase Travel以外 の旅行関連 | 1.5% | 2% | 3% |
レストラン | 3% | 3% | 3% |
ドラッグストア | 3% | 1% | 1% |
ガソリン(初年度) | 5% | 1% | 1% |
その他 | 1.5% | 1% | 1% |
Chaseポータル 使用時のボーナス | 25%アップ | 50%アップ |
ご覧の通り、ガソリンやドラッグストア、その他の買い物は年会費無料のChase Freedomの方が獲得ポイントが大きくなります。
普段使いにはChase Freedomを使用し、貯めたポイントを親カードで使えば良いんです。
また、親カードの3種はChase Freedomよりも申請が厳しく、我が家でも4回目の申請でやっとゲットしました。
4度もトライするには数ヶ月かかります。
最初にハードルを下げてChase Freedomを取得しポイントを貯めながら親カードの取得を目指す方が、何度も失敗してその間ポイント還元の低いカードを使い続けるよりも効率が良いですよね。
Chase Freedom Unlimitedの審査に通るコツ
Chaseのクレジットカード審査【5/24ルール】
Chase Freedomを申請するにあたり、「Chase 5/24ルール」に注意しましょう。
簡単にいうと、「24か月でカード発行は5枚まで」というルールです。
(ビジネスカードは対象外)
Chase発行のカードに限定された話ではなく、AMEXや他の地銀など全てが対象です!
「Chase 5/24ルール」についてもっと知りたい方は、こちらをクリックしてください。
例として、同時期にカードを持ち始めた、4人のカード申請状況を比較してみましょう。
Aさんは直近2年で4枚しかカードを作っていないので、5/24ルールはクリアです。
Bさんは5枚作ってしまっているので、アウト。
Cさんのように解約して所持数を減らしても、発行数でカウントされるので5枚発行していればアウト。
一方でビジネスカードはカウントされないので、Dさんのようにパーソナルカードが4枚以下であれば、ビジネスカード含めて5枚以上になっていてもクリアです。
承認された時の条件・クレジットスコア
先程触れた5/24ルールはあくまでも最低条件で、Chaseはクレジットカード発行に対してかなり厳しいです。
私もクレヒス構築後、初めて申請した時には、即却下されました。
対照的に、直後に申し込んだヒルトンカード(AMEX)は即承認でした。
2度申請した際の私のステータスは、以下の通りです。
- クレジットスコア:720(Credit karma)
- Chase Checking口座預金額(ジョイント口座): 2.2万ドル
- SNS取得後:4ヶ月
- クレジットカード発行数:パーソナル1枚(Discover)
先述の通り、このステータスでもAMEXのヒルトンカードは即承認されました。
- クレジットスコア:742(Credit karma)
- Chase Checking口座預金額(ジョイント口座): 3万ドル
- SNS取得後:10ヶ月
- クレジットカード発行数:パーソナル2枚
2回目に申請された時には、即承認されたので、もう少しスペックが低くても承認されたかもしれません。
Chaseの銀行口座を持っていると審査に有利
明確にルールが公表されているわけではありませんが、他の方の情報も参考にすると、Chaseはカード以外の取引履歴含め、その関係性を重要視しています。
よって、ChaseのChecking口座は開設しておくことをおすすめします。
詳細は、Chase銀行で口座開設するメリット3つ|アメリカ駐在者におすすめで紹介しています。
Chaseのクレジットカード申請戦略
この記事でお伝えしてきた通り、Chaseのクレジットカードを攻略する上で大事なポイントが3点あります。
- Chase Freedom Unlimitedは親カードとの併用で超お得カードに化ける
- Chaseのクレジットカードは審査が厳しい(親カードはもっと厳しい)
- ポイントに有効期限は無い
以上を踏まえて、以下のような使い方・申請をするのはいかがでしょうか?
他にも狙っているカードがある人は、次のように申請しましょう。
- Chase Freedom Unlimited(Flex)と同じ日に申請する
- ビジネスカードを申請する
カードの申請をすると、審査結果に関わらずクレジットスコアが翌日以降に下がります。
つまり、当日は変わらないので、クレジットスコアが高いまま複数のカードの審査を受けられます。
また、ビジネスカードはChaseの5/24ルールの枚数にカウントされません。
AMEXのビジネスカードであれば、駐在員でも作ることができます。
まとめ
これまでChase Freedom Unlimited/Flexについて解説してきました。
1枚だけでキャッシュバックを受けるのももちろん良いですが、やはり親カードとの併用がおすすめです。
最後に、この記事の内容をまとめます。
- Chase銀行が発行する年会費無料カード
- 何に使っても必ずキャッシュバック対象になる
- 親カードを併用すれば、もっとお得なカードになる
- 親カードと子カードは夫婦それぞれで1枚ずつ持てば良い
- カード審査が厳しめなので、ルールやクレジットスコアに気をつける
\年会費無料のおすすめカード/
※Chase Freedom Flexを申し込む場合も、同じ紹介リンクが使えます
それではまたお会いしましょう! See ya!!